関東図書株式会社

社の歴史を守りつつ、女性活躍へ

印刷業の奥深さに触れ、専念を決意

「もっと女性が活躍できる業界」と話す相木明子さん

旧・浦和市(現さいたま市)で創業68年の関東図書。営業部に所属する相木明子さんは以前、英語の予備校講師をしていたという。思うところあって夜間、街づくりを学んでいたところ「昼間に時間があるなら会社を手伝って欲しい」と現社長の父に頼まれて、次第に社業の方が忙しくなり、専念することを決意した。

祖父が創業し、家族が大切にしてきた会社や社員の姿を見て一生懸命繋いできた想いが伝わってきた。「印刷業は奥が深くて幅広い知識が必要。人生をかけてもいい、価値のある仕事」と話す。Webサイト制作や電子書籍なども扱うが「軸は印刷、という部分は守っていきたい」ときっぱり。

女性の就業に期待、誰もが働きやすい会社に

編集担当の女性と打ち合わせをする相木明子さん(右)

営業部員13人のうち、女性は相木さんを含めて2人、「出先で時々会う同業の方もほとんど男性。私自身は女性でも全く問題ないと感じている」と話す。印刷工場内も女性事務員1人を除いて全員男性だが「力仕事もあるが、女性にも十分こなせる。新卒の採用面接でも優秀な女性が多く、ぜひ女性にもっと就業してもらいたい」と期待している。

「会社全体を見るため、総務経理の仕事にもかかわっていきたい」と相木さん。「女性が働きやすい会社は皆が働きやすい。子どもの有無や未婚既婚に関係なく、誰もが働きやすい会社にしたい」と語る。

新たな働き方の導入も

1年間の産休育休後の復帰は当たり前という雰囲気がある同社。女性社員が多い制作部門では、女性の感性や丁寧さがデザインやDTPに活かせ、また、仕事はチームで担当しているため、急に休んでもフォローできる。社内結婚も多く、同じフロアで働いて妻が子どものお迎えに間に合わない時は夫が行くなど、仕事と家庭を連携している夫婦も。「子どもが小さいうちは確かに大変。でも、仕事では育児だけではない自分の時間を持てて、続けて良かったと思う」とDTP担当の女性社員は話す。

在宅勤務の導入も検討中で、社員の個々の事情に適応できる新しい働き方の実現を目指している

会社概要

会社名 関東図書株式会社
所在地 さいたま市南区別所3−1−10
電話 048−862−2901
創業 1948年
資本金 1200万円
代表者 岩渕 均
事業内容 印刷、出版、インターネット関連
従業員数 60人(男性40人、女性20人)