株式会社沼尻電気工事

自分の経験を社に還元

再就職で会社初の営業職に

会社に子連れで出勤したことも、と話す徳泉明代さん

深谷市の電気工事会社、沼尻電気工事の総務部長、徳泉明代さんは入社25年目。総務、経理、積算、事務部門でキャリアを積んできた。

徳泉さんは19年前、会社で初となる育児休業を取得した。子どもが3ヶ月になり、両親の協力を得て職場復帰した。「両親が外出するときなど、会社に子連れで出勤しました。沼尻裕之社長も当時、同じように子育て中で職場でも皆、嫌な顔ひとつせずに子どもの面倒を見てくれて、感謝しています」と、当時を振り返る。

自分の育児休業の経験をもとに、社員のために制度を整えていった。最初は全て手探り。休日に友人から話を聞き他社の制度を参考にしたり、法務関係の研修会に参加して知識を深めていったという。

経験活かした制度運用へ

総務部の後輩社員に仕事の指示を出す徳泉さん(右)

「育児の仕方は人それぞれ。その人のスタイルを受け入れられるように運用しています」と徳泉さんは語る。

2年前、会社で初めて時短勤務を取得した社員に、就業規則の確認だけでなく書面でも給与についての詳細を通知。育児休業取得前の社員の傷病休暇の適用や、職場復帰後の子どもが慣らし保育で保育時間が短い間、半日出社とするなど、個人の事情に合わせた臨機応変な対応をしているという。

家族同伴の社員旅行やスポーツレクを行うなど、アットホームな社風が、出産後も働きやすい環境づくりの一つともなっている。

社員全員がサポート体制へ

誰かが長期休暇を取得する場合、別の社員がサポートに入る。今年、育児休業の社員がいる部署には新卒を配属した。今後は社員全員で部署をローテーションしていけるようにすることが課題だ。

徳泉さんは「私も入社してから色々な仕事をさせてもらえて、多くのことを吸収できた。若い社員にもたくさん経験を積んでほしい」と力を込める。

「うちは小さい会社だから、男女の区別なく仕事を任せている。女性は細やかな視点でどんな仕事でも完璧にこなすことができる」と、沼尻芳治会長は高く評価した。

会社概要

会社名 株式会社沼尻電気工事
所在地 深谷市黒田1690−1
電話 048−553−0100
創業 1966年
資本金 2000万円
代表者 沼尻裕之
事業内容 電気設備の設計、工事、メンテナンス
従業員数 48人(男性34人・女性14人)