株式会社櫻井印刷所

伝統を継承しつつ、新たな視点で挑む

老舗の印刷業を継ぐ4代目社長

「モノづくりの会社として地元を盛り上げたい」と笑顔で語る櫻井理恵さん

大正時代から続く老舗の櫻井印刷所の4代目社長、櫻井理恵さん。0歳、3歳、5歳の子どもを育てながら伝統ある印刷業の将来を見据える。「保育園に通う子どもたちとは一日のうち一緒に過ごす時間は短いが、親が頑張っている姿を見て育ってくれれば」と優しい笑顔に。2014年10月に取締役社長に就任後、新たな試みとして、地元・川越の人物や店舗などを独自の視点で紹介するフリーマガジンを発行している。

自社で企画・編集・制作、会社のアピールにつなげる

本社フロアで打ち合わせをする櫻井理恵さん

自社発行のフリーマガジンは装丁や写真、デザインだけでなく、紙質にもこだわったオフセットフルカラー印刷、約60ページで企画や取材、執筆など制作の大部分を社内でまかなう。「ゼロから企画し、巻頭特集の内容やデザインなどを社員と共に考えます。観光客向けの情報誌ではなく、地元に住む人を意識し編集しています。このクオリティを手に取って見てもらうことが会社のアピールにつながる」と話す櫻井さん。市内店舗に配布協力を仰いだり、郷土資料として図書館に献本する他、自社PRとして営業担当者が顧客に手渡す際の反響も良く、手応えを感じている。

次世代がつくる未来

「デザインや企画にも女性ならではの視点がある。社員37人中女性は12人。デザイナーなど若い女性が多いので今後、必要な支援や仕組みも考えていきたい。新しいことにも挑戦し、モノづくりをする会社として地元を盛り上げていきたい」と話す櫻井さん。採用と人材育成にも力を入れて、10代の女性など若手を社員に迎えるなど時間をかけて仕事を教え、育てる体制を整えてきた。「新たな風を取り入れて時代の変化を力に変えることも大切。会社の方向性を伝え、やる気を引き出せるように心がけている」と話す櫻井さん。「会社の信頼と基盤を築いてきたのは長年勤める幹部社員。上の世代が大切にしてきた良さを引き継ぎ、若い世代とも同じ気持ちで進んでいきたい」と語る。

会社概要

会社名 株式会社櫻井印刷所
所在地 川越市元町2−4−5
電話 049−222−0935
創業 1924年5月
資本金 1000万円
代表者 櫻井理恵
事業内容 総合印刷物の企画・制作・印刷・加工等
従業員数 37人(男性25人・女性12人)