2017年1月10日(火)

介護女性殴られ重傷、容疑で元職員逮捕「手が当たっただけ」/朝霞署

 志木市の高齢者施設で、要介護の入居女性(92)を殴り、急性硬膜下血腫などの重傷を負わせたとして、朝霞署は10日、傷害の疑いで、富士見市鶴瀬西3丁目、元施設職員の男(30)を逮捕した。「介護中に手が当たっただけ」と容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は2016年12月19日午前0時ごろ、志木市柏町3丁目、介護付き有料老人ホーム「すこや家・志木柏町」の3階個室で、女性の顔面を手で殴る暴行を加え、急性硬膜下血腫や上顎の骨を骨折する重傷を負わせた疑い。

 同署や同施設を運営する介護事業会社「ウイズネット」(さいたま市大宮区)によると、事件当日は男を含め同施設職員3人が夜勤だった。19日朝、別の職員が女性がけがを負っていることに気付き、施設側の事情聴取に同容疑者が暴行を認めた。

 同月21日、施設から相談を受けた朝霞署が裏付け捜査を進めていた。女性は14年6月に入所。日常的に個室のベッド上で介護を受けながら生活していた。

 同社によると、男は15年6月に同社に採用され、同施設職員として稼働していた。事件発覚後、同社は聴聞会を開き、男が暴行の事実を認めたため、16年12月27日付で懲戒解雇した。勤務態度は真面目で悪い評判はなかったという。

 同社は東京、埼玉、神奈川の1都2県で、介護やデイサービス事業などの施設計223カ所を運営している。

 傷害容疑で元職員が逮捕されたことについて、同社は「入居者さまに対して、あってはならないことを起こし、誠に申し訳なく、衷心よりおわび申し上げます。被害者さまとその家族の皆さまに対して、誠心誠意できる限りの対応をしてまいります」などとコメントを発表している。

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