2017年1月11日(水)

いたずらなど2割…県内110番「暇だ」「今日何日?」 適正利用を

 2016年1〜11月に埼玉県警が受理した110番通報は57万3681件で、前年同期より5209件少なかったことが10日、県警のまとめで分かった。いたずらや間違い、各種照会など不要不急の通報は11万8165件と同1万6785件減だったが、全体の20・6%と依然として大きな割合を占めた。県警は1月10日の「110番の日」に合わせ、県内各所で啓発キャンペーンを開催しており、110番の適正利用を呼び掛けている。

 県警通信指令課によると、いたずらや間違いの通報は7万7816件。中には「眠くなったから家まで送ってほしい」「今日は何月何日」「暇だから電話した」といった内容も。昨年10月には、携帯電話から計640回にわたり虚偽の110番通報を繰り返したとして、偽計業務妨害容疑でさいたま市の無職男=当時(56)=が浦和西署に逮捕されている。

 同課は「110番の回線は限られている。いたずらで通報されると、本当に困っている人への対応が遅れてしまうので、やめてほしい」と訴える。また、免許更新の手続きや遺失物の照会など、緊急時以外の問い合わせについては、警察相談専用ダイヤル(♯9110)や各警察署の番号にかけるよう求めている。

 携帯電話からの通報は前年同期比9820件増の33万6879件で、有効受理件数48万9056件の68・9%を占めた。事件や事故などで緊急対応を要する内容は12万6078件。交通事故・違反などの「交通関係」や犯罪に関する参考情報や不審者情報などの「各種情報」が多かった。

 110番通報の全体の受理件数は前年同期比0・9%減だったが、有効受理件数は0・4%増えた。同課は「♯9110の利用を呼び掛けるキャンペーンの効果で、間違いの通報が減ったのではないか」と要因を分析した。

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