2017年9月12日(火)

ベッドに女性遺体、床に男性遺体…住宅で70代夫婦が病死か 介護サービス実施へ調査する矢先/富士見

 11日午後6時ごろ、富士見市山室2丁目、無職男性(74)方1階で、男性が床の上で、女性がベッドの上で死亡しているのを、同市地域包括支援センター職員の通報を受けて駆け付けた消防署員が発見した。同方は男性と妻(71)の2人暮らし。東入間署によると、2人の遺体に外傷はなく、現場に争ったような跡がないことから、いずれも病死した可能性が高いとみられる。同署は、遺体が夫婦とみて身元の確認を進めるとともに、司法解剖して死因を調べる。

 同署によると、男性方は木造2階建てで、男性は1階の床部分で、あおむけに倒れており、死後数日経過。女性は1階6畳間のベッドであおむけに死亡しており、掛け布団が掛かっていた。男性の腐敗が進んでいることから、同署は男性が死亡した後に女性が死亡したとみている。玄関や窓は施錠されていた。

 妻は昨年末ごろから体調を崩し、寝たきりの生活で、男性が介護をしていた。市から高齢者の相談業務を委託されている同市地域支援センターの女性職員(43)は今月4日、妻の介護保険の認定調査を実施するため、11日午後に同方で会う約束をしていた。

 女性職員と市職員らが約束の時間に同方を訪れたところ、玄関が施錠され応答がなかったため、同日午後3時25分ごろ、同署に通報。駆け付けた署員と消防署員らが窓の鍵を外して同方に入り、2人の遺体を発見した。

 市高齢者福祉課によると、同センター職員は定期的に男性方を訪れていた。夫は歩行が不安定で、妻は体調がよくなかった。これまでは夫婦の要望でサービスを行っていなかったが、妻は介護が必要な状態となっていたため、介護サービスを実施するための調査をする矢先だったという。

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