2017年9月13日(水)

告白を受け同級生ら全面的にバックアップ 性転換のバレエダンサー、地元鴻巣で公演へ 市民ダンサーと共演

オーディションで日頃の成果を表現する応募者たち

 鴻巣市出身のバレエダンサー、名取寛人さん(48)の公演「くるみ割り人形からの贈り物」が、来年3月31日と4月1日、同市のクレア鴻巣で行われる。性同一障害だった名取さんは、米国でバレエダンサーとして活動していた時に、性転換して男性となった。帰国後、名取さんから告白を受けた市立鴻巣中学校時代の同級生たちが全面的にバックアップすることになり、今回の公演が実現した。公演に先立ち、プレイベントが10月14日に同市の鴻神社で行われる。

 名取さんは鴻巣中学時代に、自分が女性であることに違和感を感じ、性同一性障害であることに気付いたという。29歳で渡米し、男性だけのバレエ団として有名な「トロカデロ・デ・モンテカルロ・バレエ団」に入団、唯一の日本人ダンサーとして活動した。35歳の時に米国で性転換手術を行い、戸籍上も男性となった。

 公演では、名取さんらプロのバレエダンサーと、公募で選ばれた市民ダンサーが共演する。市民ダンサーを選ぶオーディションが北本市小松の「越塚なつ子バレエアトリエ・北本スタジオで行われ、4〜53歳の50人の市民ダンサーが選ばれている。

 名取さんは「鴻巣中学時代の仲間たちの理解と支援をいただき、公演ができることに感謝したい。選ばれた50人は基礎ができているので、リハーサルを積み重ねることで、プロダンサーにきっ抗するダンサーに成長してくれると期待している」と話している。

 プレイベントでは、名取さんらプロダンサーたちが、日本神話「天照大神」をモチーフにした舞を奉納する。時間は午後6時から。入場料千円。

 問い合わせは、Hirotos Factory(電話03・6450・8611)へ。

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