国土交通省関東運輸局は27日までに、茨城交通(水戸市)が茨城県日立市で運行するバス高速輸送システム(BRT)「ひたちBRT」で、ハンドル操作や加減速をシステムが担う「レベル4」の自動運転を一部区間で認可した。日立市内の6・1キロで、国内最長になるという。本年度中の営業運行開始を目指す。
茨城交通によると、ひたちBRTは廃線となった日立電鉄線の跡地を専用道として利用し、2013年に運行開始。運行距離は8・5キロ程度で、このうち南部図書館―河原子間が対象となる。
システムは自動運転システムの研究開発に取り組む東京大発ベンチャー「先進モビリティ」が手がけた。