埼玉新聞

 

倒れた男性、国道の真ん中で発見…車の運転手、水を飲ませて保護 沢でも倒れた男性発見…ツーリング仲間4人が引き上げて救う 声をかけ続け、一命を取り留める

  • 左から中田さん、楮本さん、赤岩さん、島崎さん、林さん、佐藤署長=9日、小鹿野署

    左から中田さん、楮本さん、赤岩さん、島崎さん、林さん、佐藤署長=9日、小鹿野署

  • 左から中田さん、楮本さん、赤岩さん、島崎さん、林さん、佐藤署長=9日、小鹿野署

 人命救助に貢献したとして、埼玉県警小鹿野署は9日、小鹿野町の中田倭さん(20)、横瀬町の林豊家さん(54)、赤岩彰さん(54)、秩父市の島崎純さん(53)、楮本芳男さん(54)の5人に感謝状を贈った。

 中田さんは6月26日午後9時半ごろ、下小鹿野地内の国道299号を自動車で運転中、道路の真ん中で酒に酔い寝転んでいる50代男性を発見。男性を歩道まで誘導して署へ通報し、警察が到着するまでの間、水を飲ませるなどして救助した。

 林、赤岩、島崎、楮本さんは10月13日午後3時ごろ、バイクで般若地内の山林内をツーリング中、沢にあおむけで倒れている70代男性を発見。男性を岸に引き上げて近隣住民に警察への通報を依頼し、警察が到着するまで声かけを続けた。救助された男性2人とも命に別条はなかった。

 小鹿野署の交通死亡事故ゼロ日数は9日時点で4810日目で、県内39署の最長記録を更新中。
 

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