秩父市は6日、約40万株のシバザクラが咲く観光名所、羊山公園（同市大宮）「芝桜の丘」の観光客数を発表した。開花期間中（4月15～5月5日）は昨年比21・6％増の21万1234人。大型連休期間（4月29～5月5日）も昨年比54・2％増の10万6002人と大幅に増加した。

　市観光課によると、今年は3年ぶりに行動制限のない大型連休だったため、昨年に比べて市内に人出が多く、観光客増加につながった。今年のシバザクラは連日の悪天候が影響し、4月末に見頃を過ぎてしまったが、3年ぶりに開催した「秩父路の特産市」などには、5月の連休中も観光客が集まった。

　コロナ禍前の2019年の観光客数（19年4月12日～5月6日）は44万2955人だった。