埼玉新聞

 

<高校野球>聖望学園の岡本監督が退任 後任はコーチの宮崎氏 同校OB、鳥谷と甲子園初出場決めた主将

  • 選手たちに退任を伝える岡本監督=16日午前、聖望学園下川崎グラウンド

 第104回全国高校野球選手権大会に埼玉代表として13年ぶり4度目の出場をした聖望学園の岡本幹成監督が16日、退任することを発表した。同校OBの宮崎広春コーチが新監督に就任し、同日に新チームの初練習が行われた。

 岡本監督は、午前11時に室内練習場で選手たちに退任を告げた。「これからもサポートしていきたいと思うから、頑張ってください」とエールを送った。その後、宮崎新監督の下、ウエートトレーニングなど、約2週間後の秋季地区大会に向けて練習が実施された。新主将の柳は「(前体制より)元気よく、しっかり自覚を持ってやっていきたい」と語った。

 宮崎新監督は、1999年に主将として鳥谷敬(元阪神)らと共に夏の甲子園出場。東北福祉大を経て社会人野球の鷺宮製作所で選手、コーチを経験し、2019年から母校のコーチを務めていた。恩師から強豪校を継承した新監督は「岡本監督が大切にしてきた『けじめのある自由』を残しつつ、自分なりにいろいろ出していきたい」と新たな一歩を踏み出した。

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