乾燥大麻をカナダから密輸入、容疑の男再逮捕 スポーツバッグに隠し、船便で自宅宛てに発送/県警
2019/06/05/00:00
カナダから乾燥大麻を密輸入したとして、県警組織犯罪総合対策本部(薬物銃器対策課)と熊谷、深谷署、東京税関は4日、大麻取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、深谷市上野台、会社員の男(37)を再逮捕した。
再逮捕容疑は、氏名不詳の者と共謀の上、営利目的で3月、カナダ国内の郵便局から乾燥大麻約394グラム(末端価格約200万円)の入った船便郵便物1個を自宅宛てに発送し、4月12日に大麻を輸入した疑い。県警は認否を明らかにしていない。
同課によると、郵便物は男宛てに発送され、段ボールに入ったスポーツバッグに乾燥大麻が隠されていた。カナダのバンクーバー港から東京湾青海コンテナ埠頭(ふとう)に到着した。
東京税関から4月25日、「カナダから深谷市内の宛先に輸入された郵便物の中から乾燥大麻を発見した」と県警に通報があり捜査を開始。県警が5月15日、男の自宅を家宅捜索したところ、乾燥大麻1グラムが見つかり、大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕した。
県警は自宅からパイプやライターを押収。男は所持容疑について「自分で吸うために持っていた」と認めているという。
県警は営利目的の密輸入事件とみて、他に関わった者がいないか調べる。