受験シーズンに合わせ、秩父市上吉田のアウトドア体験施設「吉田元気村」で13日、縁起担ぎの「ごうかくダムカレー」（税込み1500円）の販売が始まった。県営合角（かっかく）ダムを「ごうかく」と称し、合格祈願のお守りなどを付けて150食限定で提供。同施設の今井里美所長は「このカレーが、さまざまなことに挑戦している方たちへの一筋の光になれば」と話している。

　同カレーは、受験生や就活生たちに合格という栄冠を勝ち取ってもらいたいという思いで、2016年から毎年販売している。県外からの訪問者も多く、毎年2～3日で完売してしまうという。初日は午前9時半ごろから既に順番待ちになった。

　白くて丸いお皿に、縁起が良い五角形のライスを盛り付け、カレーのルーの上にヒレカツ5枚を配置。出世魚のカツオにちなんだ、かつお節のおかかあえと福神漬けの小鉢も添えた。合角ダム上流の菩薩寺で合格祈願済みのお守りや、缶バッジ、ダムカートも付く。

　茨城県つくば市から来た岡田洋也さん（50）は「2人の娘（中学3年、高校3年）が今年受験を控えているので、ごうかくダムカレーのパワーに少しでもあやかりたい」と話していた。

　ごうかくダムカレーを提供する吉田元気村クラブハウス2階レストランの営業時間は午前11時～午後3時。定休日は火・水曜。

　問い合わせは、吉田元気村（電話0494・78・1000）へ。