国内最大級の展示商談会・彩の国ビジネスアリーナ始まる 国内外から614団体 来場1万7500人見込む
2019/01/31/00:00
国内最大級の展示商談会「彩の国ビジネスアリーナ2019」(県、県産業振興公社など主催)が30日、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで始まった。31日まで。
主に県内中小企業の受注拡大や販路開拓を目的とした商談会で、今回で16回目。国内外から614の企業・団体が参加、772ブースが出展し、さまざまな産業分野の優れた技術や製品などが展示された。同公社によると、2日間で約1万7500人の来場者を見込んでいる。
ITソリューションのブースに出展したデジタルカタログなどを手掛けるデジタルベリー(さいたま市浦和区)は、ホームページ、デジタルカタログ、印刷物の三つをワンストップで製作するサービスなどを紹介。
赤羽根康男社長は「国内では初となる定額の保守・運用サポートも昨年末から開始し、受注が増えている。コストを抑え、情報を常に新鮮に保てるメリットがある」と来場者にPRしていた。
会場には先端産業ゾーンも設置され、航空・宇宙や住宅、医療などの最新技術と製品の展示のほか、IoT・AI(モノのインターネット・人工知能)コーナーも出展した。
次世代住宅産業として、家庭用コンパクト蓄電システムを紹介したベルニクス(さいたま市南区)営業部の國井政博係長は「エネルギーの地産地消と災害時の備えになり、ゼロ・エネルギーハウス実現の役割を担う。来年度から本格販売の予定」と話していた。
企業同士の交流を図る「県ビジネス懇談会」(30日)や、産学マッチングの場を提供する「産学連携フェア」(31日まで)も同時開催される。