イオンリテールはイオン与野店（さいたま市中央区）の一部改修を行った。近隣の子育て層などの「即食」需要の取り込みへ1階の食品売り場に総菜の即売店を設置。また総菜のほか弁当などの販売強化やイートインスペースを拡大したほかフレッシュジュース店も新設し、来店客の店内の滞在時間を伸ばし、収益アップを狙う。

　強化する総菜店は対面方式で来店客の好みの量を販売する「リワードキッチン」を導入した。近隣に多く住む子育て層らの利用が多いイオンスタイルレイクタウン、浦和美園などに次いで県内6店舗目の設置。和洋中の総菜は30種あり、店員が味や調理法などを説明しながら即売する。

　近年ニーズが高まるフレッシュジュースの需要を取り込みへ、フレッシュジュースとカットフルーツを直売するジュースバー「デポ　デ　サンテ」を設けた。購入者の飲食スペースを確保しようとイートインスペースの席数を2倍の120席に増やした。総菜や弁当の販売も強化して同スペースの利用を促しつつ、来店客の店内滞在時間を伸ばすことにつなげる。