埼玉新聞

 

「おせちクッキー」いかが、植物性材料で体に優しく 本庄の「cafe NINOKURA」 客がリクエスト

  • おせちクッキーを手にする蔵主の小林由美さん

 本庄市千代田の「cafe NINOKURA」は植物性の材料を使った手作り「おせちクッキー」の予約を20日まで受け付けている。卵やバーターを使わず、有機地粉に国産きび糖、群馬県産なたね油を使用しているのが特徴だ。

 店利用者が「新年や季節の手土産に困っている」「おせちは作れないの」と蔵主の小林由美さん(44)に相談したのがきっかけで、体に優しく誰でも食べられ、目でも楽める「おせちクッキー」が昨年誕生した。「また食べたい」「今年はいつから売るの」とリクエストがあり、今季も販売することになった。

 製造は群馬県伊勢崎市境下武士で植物性の材料でベーグルやパン、菓子を製造販売している「三喜屋」。

 縦横18センチ、深さ4センチの箱の中におせちに欠かせないきんとんやかまぼこ、だて巻き、シイタケ、ゴボウなどをイメージした8種類のクッキーが入っている。味もゴマ味噌(みそ)やほうじ茶、カボチャ、メープルとそれぞれ異なる。本来の粉の味も楽しめる。

 価格は税別で2500円。引き渡しは21日から30日までと年明け。予約は午前11時~午後3時まで。木曜日が休み。

 蔵主の小林由美さん(44)は「おせち文化を新しい形で残していければ」と話している。

 問い合わせは、同カフェ(電話0495・24・7878)へ。

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