埼玉新聞

 

夜遅くなるときは周囲に気配りを…県警や県内企業の社員ら意見交換 働く女性、防犯意識を高めて

  • 意見交換する県内企業や大学の女性職員ら(提供写真)

 県内の企業などで働く女性の防犯意識を高めてもらおうと、県と県警は2月17日、さいたま市浦和区の埼玉会館で、「働く女子の防犯力向上委員会」を開催した。

 会には、武州ガスや平成国際大学など県内14団体の女性職員ら20人が参加。県警による防犯講話と護身術講習のほか、犯罪被害に遭いそうな状況や各自の防犯対策についての意見交換も行われた。参加した青木信用金庫主任の堀本祐紀子さん(29)は「業種が違う企業と意見交換できてよかった」と話した。

 県と県警は、2015年から県内企業などと「女性の安全・安心ネットワーク」を形成し、個人や組織ができる防犯対策を考え、実践する取り組みを推進している。

 県警生活安全総務課地域安全対策推進室長の及川直美警視は、「夜遅くなるときは『ながら歩き』をしないで周囲に気を配るなど、ちょっとした注意で犯罪被害を防止できる。職場の中で防犯を話題にして広めてほしい」としている。

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