<お持ち帰りグルメ>天国の父のレシピ、仕込みに半日 熊谷「HIKI CAFE」の秘伝カレーいかが
2020/04/20/00:00
外出自粛が続く中で、自宅にいながら飲食店のグルメが味わえるテークアウトメニューを紹介する。
熊谷市柿沼の住宅街にある「HIKICAFE(ヒキ カフェ)」でテークアウトできるのは「オリジナルスパイシーカレー」(税込み900円)。カフェ料理と侮るなかれ。11種類の秘伝スパイスが、無水調理された野菜や鶏肉のうま味を引き立て、専門店顔負けの本格カレーに仕上がっている。
店主の引木麻衣さん(38)の父親で、2018年のオープン前に亡くなった進一さんが残したレシピが基になっている。「父が家で作ってくれたカレーをお店で出したい」と辛さを抑えて食べやすくアレンジした。
調理は夫の司さん(38)が担当する。タマネギやニンジンを細かく刻んで炒めるところから始まり、仕込みだけでほぼ半日。さらに半日以上寝かせる。手間はかかるが、「とんがった味が、複雑でマイルドになる」という。
取っ手付きのおしゃれな箱型容器は、そのまま電子レンジで温められる優れもの。サラダも付く。引木さんは「スパイスの効いたカレーを食べて、皆さんに元気になってほしい」と話した。
【メモ】HIKICAFE 熊谷市柿沼780の89(電話048・507・7224)。テークアウトは当面の間、午前11時~午後5時(午後4時半ラストオーダー)。定休日は火曜と、毎月第1・3水曜。熊谷駅北口から車で10分。