埼玉新聞

 

<新型コロナ>マスク1300枚超を提供、キリンビール埼玉支社が県内3医療機関に 今まで以上に団結を

  • さいたま赤十字病院の安藤昭彦院長(右)に感染対策(N95)マスクを提供するキリンビール埼玉支社の笠原賢一支社長=8日、さいたま市中央区のさいたま赤十字病院

 新型コロナウイルス感染症の影響により医療物資が不足する医療現場を応援しようと、キリンビール埼玉支社(さいたま市大宮区、笠原賢一支社長)は8日、同支社が災害用に備蓄していた感染対策(N95)マスク計1331枚を県内3カ所の医療機関に提供した。

 提供先の病院は、さいたま市立病院(500枚)、さいたま赤十字病院(431枚)、県立循環器・呼吸器病センター(400枚)。同日、笠原支社長がさいたま市赤十字病院を訪れ、同病院の安藤昭彦院長にマスクを手渡した。安藤院長は「いろいろなところから物資を支援していただいて、医療従事者を応援してくれる気持ちが何よりありがたい」と感謝の気持ちを表した。

 笠原支社長は「医療従事者の方々にこれ以上負担を掛けないためにも、当社の社員はできる限り出社を控え、在宅勤務で対応しています。今まで以上に県内の企業が一致団結し、医療機関を応援するという気運が高まれば」と話していた。

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