埼玉新聞

 

ブルーベリー摘み取り食べ放題、春日部でにぎわう 樹木500株 密にならず風通し良好「十分楽しめた」

  • ブルーベリーの収穫を楽しむ家族ら=春日部市立野の野口農園

 春日部市立野の観光農園「野口農園」(野口文夫代表)は6月下旬から、ブルーベリーの収穫時期に合わせて「春日部ブルーベリーファーム」を開園し、子ども連れ家族でにぎわっている。

 畑にはブルーベリーの樹木約400~500株が植えられている。低木のため子どもでも簡単に摘み取りができ、その場で自然の甘酸っぱさが味わえるのが魅力。さいたま市見沼区の守屋雅史さん夫妻は男児と家族3人で訪れ「甘くて酸味もありブドウのようでおいしい」と粒を口に運びながら摘み取っていた。春日部市の須釜清二さんは、奥さんと小3、小1、幼稚園児の3姉妹とにぎやかに収穫を楽しんだ。「新型コロナで自粛していたので、家族そろっての外出は久しぶり。近くで面白そうなところと聞いて初めて来たが、十分楽しめた」と話した。

 農園では「鳥対策で畑全体にネットを張り、屋外の広い空間で風通しも良いので密にならずに収穫できる。自然の中でゆっくりと過ごしてほしい」と話している。

 開園は9月上旬までの毎週土・日午前10時から午後4時。平日やお盆中は問い合わせが必要。摘み取り食べ放題で、中学生以上1時間700円、小学生は300円、小学生未満無料。ブルーベリーピザが人気のピザ窯体験やバーべキューも実施している。

 問い合わせは、野口農園の野口さん(電話080・4357・0096)へ。

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