19日朝、白岡市柴山の市道2カ所で、解体後の産業廃棄物とみられるごみが投棄されていることが確認された。市が22日に公表し、久喜署と共に調べている。

　市によると、廃棄物を発見した市民が「道路に土みたいなものが大量に置かれている」と市に通報した。職員が確認したところ、圏央道側道に近い市道2カ所に産業廃棄物が山積みに投棄されていた。

　廃棄物はコンクリート殻や建築資材などのごみで、建物を解体した際に出たものとみられる。山の高さは約2メートルにも及び、体積で1カ所約20立方メートル、2カ所で計40立方メートルに及ぶとされる。

　市は市道を通行止めし、産業廃棄物を撤去する予定。久喜署と連携し、投棄した者の特定を進めている。市は「道路に不法投棄する例はほぼ初めて。市としても憤りを抱え、困っている」としている。