埼玉新聞

 

「おいしい」卒業祝いの給食にマダイ 埼玉・狭山の中学校、卒業控えた3年生らに提供 小学校でも予定

  • 卒業祝い献立の給食を食べる3年生の生徒たち

  • 生徒らに提供された愛媛県産のマダイが使用された卒業祝いの給食=狭山市鵜ノ木の市立入間川中学校

 埼玉県の狭山市は、市内の8中学校の給食で卒業祝いの献立として愛媛県産のマダイを食材として使用し、生徒らに提供した。

 卒業祝いの献立は例年実施していて、これまでは赤魚が使用されていた。マダイは塩焼きとして提供され、ほかに赤飯、「祝」の文字が入ったなると入りの澄まし汁、筑前煮などがメニューに並んだ。

 塩焼きに使用されたマダイは新型コロナウイルス感染拡大の影響で水産物の出荷量の減少、価格の下落、在庫の滞留などが顕著となる中、国の緊急補助支援事業を活用して、同市が調達した。

 同市鵜ノ木の入間川中学校では、卒業を控えた3年生79人ら全生徒が例年とは一味違う卒業祝いの給食を味わった。マダイを食べた生徒たちは「おいしい」「少しでも支援になれば」と話していた。

 同市の小学校15校では22日にマダイの塩焼きが給食で提供される予定。

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