埼玉新聞

 

フランスやドイツなど、観光局担当者らが参加 埼玉・所沢で世界の妖怪語る会議 鬼太郎に扮した県知事も

  • 荒俣宏さん(右)と各県知事や各国政府観光局の担当者がリモートで交流した=7日午後、所沢市東所沢和田のところざわサクラタウン

 映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の13日公開に合わせて所沢市東所沢和田のところざわサクラタウンで7日、「世界妖怪会議」が開催された。

 会議は映画劇中で妖怪たちが妖怪やモンスターの未来について語り合う会議「ヤミット」になぞらえて映画の製作総指揮を執った作家の荒俣宏さんと岩手県知事、鳥取県知事、徳島県副知事、フランス、ドイツ、チェコ、タイ、フィリピンの観光局担当者らが参加した。

 ビデオ会議システムZoom(ズーム)を利用してご当地妖怪や各国のモンスターの魅力をプレゼンテーションした。鳥取県の平井伸治知事はゲゲゲの鬼太郎に扮(ふん)して参加。妖怪を活用した町おこしや177体のブロンズ像が並んでいる「水木ロード」を紹介し、「コロナが収束した後、来ていただきたい」とPRした。

 各国の妖怪、モンスター紹介を聞いた荒俣さんは「各国とも妖怪との付き合い方は違うが共通点もあった。フランスのルーブル(美術館)に妖怪を展示してもらうのも面白い」と話していた。

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