自動車運転事業で協業するNTT西日本と子会社のNTTビジネスソリューションズ(大阪市)、マクニカ(横浜市)は29日、特定条件下でシステムが自動運転する「レベル4」のバス試乗会を大阪市内にあるNTT西本社の敷地内で実施した。非常時に備えてスタッフがバスに同乗したが、ハンドル操作なしで約300メートルを走行した。
バスは電気自動車(EV)で、最高時速10キロで走行。横断歩道を想定した場所に人がいると止まり、カーブもスムーズに曲がった。車内の画面上には生成人工知能(AI)の対話型コンシェルジュが表示され、乗客の質問に答えた。AIカメラで忘れ物の検知などもできるという。