神奈川県は29日、障害者向けグループホーム大手運営会社「恵」(東京)の県内3施設が、利用者から食材費計約680万円を過大徴収していたとして、事業所指定の効力を一部停止すると発表した。期間は9月1日から6カ月間で、利用者の新規受け入れができなくなる。
県によると、平塚、藤沢、茅ケ崎市の3施設で2021~23年に過大徴収があった。恵側は既に大部分を返還したという。藤沢市の施設では職員が利用者を取り押さえる身体的虐待も確認された。この利用者にけがはなかった。
22年度に利用者への支援内容について不安視する通報が家族からあり、県が調査していた。