農林水産省は30日、子どもたちに無料や低額で食事を振る舞う「子ども食堂」などに提供している政府備蓄米の無償交付について、9月2日から新たに51カ所の申請窓口を追加すると発表した。全都道府県をカバーし、現行の10カ所から大幅な増加となる。コメの品薄で子ども食堂への寄付が集まりにくくなっていることに対応する。
各都道府県の農水省の拠点などに開設する。申請期間もこれまでは四半期ごとだったが、通年で交付申請できるようになる。
無償交付を巡っては、岸田文雄首相が27日の会合で、窓口の全国設置などの対応を坂本哲志農相に求めていた。