埼玉新聞

 

福岡同性婚訴訟、12月二審判決 原告「愛を否定しないで」と陳述

  •  福岡高裁での口頭弁論を終え、記者会見する原告の(左から)ゆうたさん、こうぞうさん、こうすけさん、まさひろさん=2日午後、福岡市

     福岡高裁での口頭弁論を終え、記者会見する原告の(左から)ゆうたさん、こうぞうさん、こうすけさん、まさひろさん=2日午後、福岡市

  •  福岡高裁での口頭弁論を終え、記者会見する原告の(左から)ゆうたさん、こうぞうさん、こうすけさん、まさひろさん=2日午後、福岡市

 同性同士の結婚を認めない民法などの規定は憲法違反だとして、福岡市と熊本市の同性カップル3組が国に損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が2日、福岡高裁で開かれ、原告が「愛を否定しない、人間らしい願いを踏みにじらない判決を」と意見陳述し、結審した。岡田健裁判長は判決期日を12月13日に指定した。

 原告弁護団によると、同種訴訟の二審は、札幌高裁が3月の判決で「違憲」と判断。東京高裁でも10月30日に判決が予定されている。

 原告のこうぞうさん(41)=熊本市=は2日、出廷し「結婚を望む当事者に、未来の選択肢をください。人生に希望を描かせて」と訴えた。

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