埼玉新聞

 

5歳男児を投げ倒して死亡させ、自宅の床下に埋める…地検、容疑の母親や同居の男ら3人を起訴

  • さいたま地裁=さいたま市浦和区高砂

 本庄市の自宅で1月、5歳男児の遺体が見つかった事件で、さいたま地検は15日、男児を投げ倒して死亡させ、床下に埋めたとして傷害致死と死体遺棄の罪で、派遣社員の母親(30)と、同居していた無職の男(34)と内縁の妻の無職の女(54)をさいたま地裁に起訴した。裁判員裁判で審理される。

 起訴状などによると、女らは共謀し、1月18日、自宅1階の和室で男児に母親と男が複数回投げ倒すなどの暴行を加えて、後頭部打撲による脳幹損傷の傷害を負わせて死亡させ、同19日ごろ、床下に穴を掘って遺体を埋めたとされる。

 県警は3月2日に本庄市役所から本庄署への「母子家庭の子どもの安否が確認できない」との相談で事件を認知。同5日に死体遺棄容疑で3人を逮捕し、同26日に傷害致死容疑で再逮捕していた。

 地検は認否を明らかにしていない。

ツイート シェア シェア