埼玉新聞

 

道に落石、土砂流入…メガソーラー施設建設「業者任せで事故」 埼玉で進む条例化、課題は今も

  • 2度の土砂崩落があった大規模太陽光発電施設。裁断したばかりとみられる丸太が置かれ、準備の形跡はあるが、「休工中」の表示が出たままだった=2日、越生町小杉

  • 地域住民の生活道路に崩落した巨石=2019年3月11日(越生町提供)

 地球温暖化を抑制するため、再生可能エネルギーへの転換が求められている。国は近年、大規模太陽光発電施設(メガソーラーなど)の建設を推進。県内でも、休耕農地や傾斜地に太陽光パネルが並ぶ光景は珍しくなくなった。一方、不適地などの開発を巡り、事業者と住民の対立も起きている。今年1月には、小川町で計画された大規模発電所について、山口壮環境相が見直しを要求。県内の自治体では、規制条例の制定が相次ぐ。だが、条例化で課題が全て解決するわけではない。

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