埼玉新聞

 

手遅れ…ミスした息子のために100万円用意した母、渡した相手は詐欺師 帰宅した息子が通報 口座も異変

  • 82歳女性100万円とキャッシュカードだまし取られる

 幸手署は15日、幸手市の無職女性(82)が現金100万円とキャッシュカード1枚をだまし取られたと発表した。

 同署によると、6日午前10時半ごろから数回、女性方に長男を名乗る男から「仕事仲間と共同で作った計画書が入ったかばんを電車内に忘れてしまった」「200万円用意できないか」などと電話があった。信じた女性は同日午後3時10分ごろ、自宅付近の路上で長男の知人を装う男に現金100万円とキャッシュカード1枚を手渡した。キャッシュカードからは現金50万円が引き出されていた。

 その後、女性が自宅を訪れた長男に話をしたところだまされたことに気付き、長男が同署へ通報した。現金を受け取りに来た男は、身長165センチくらいの中肉で、短髪だったという。

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