アパートの女性遺体、38歳介護士と判明 胸や腹に複数の刺し傷、同僚の女性が自宅を訪れ発見/東松山
2019/06/15/00:00
東松山市材木町のアパート一室で女性が死亡しているのが発見された事件で、県警は14日、遺体はこの家に住む介護士渡辺真澄さん(38)と明らかにした。胸や腹に複数の刺し傷があることなどから殺人事件と断定し、東松山署に捜査本部を設置した。
捜査本部によると、渡辺さんは1人暮らし。勤務先を12日に無断欠勤しており、同僚の女性(51)が13日午前7時20分ごろ、自宅を訪れて遺体を発見した。ユニットバスの出入り口付近で足を外に出すような姿勢で倒れていたという。渡辺さん方は1階で、玄関は無施錠だった。窓は施錠されていた。
渡辺さんは11日夕方ごろ、勤務先を退社しており、その後に自宅で殺害されたとみられる。遺体の傷は刃物のようなもので刺されたもので、上半身の胸や腹に複数あった。
同僚女性は12日午前10時ごろにも他の同僚と2人で渡辺さん方を訪問。インターホンを押したが反応はなかった。13日にもインターホンを押したが出てこないことからドアを引いたという。
渡辺さんは数年前から昨年まで計4回、県警に相談を寄せることがあったという。
県警は司法解剖して死因を調べるとともに、周辺の防犯カメラなどを精査して犯人の行方を捜索する。