2015年9月7日(月)

身に着けるだけで支援要請 災害時の障害者用バンダナ、志木市が作成

志木市が障害者の意見を取り入れて作成した災害時支援用バンダナ。「身体が不自由です」は、大きめの綿素材の四隅にそれぞれ記された文字の一つで、折り方によって全ての障害に対応できるよう工夫されている

 災害時に支援を必要とする障害者を周囲が見落とすことがないように、志木市は身に着けることで支援を必要としていることをアピールできる災害時支援用バンダナを作成した。約80万円の予算で900枚作成。10月から一定の障害を抱える市民に希望で無償配布するほか、200枚弱は市内各避難所に備蓄品として保管する。

 バンダナは80センチ四方で、黄緑と紫の2色を対角線状に配置。四隅に「耳が聞こえません」「身体が不自由です」「目が不自由です」「避難に支援が必要です」と記され、二つ折りにして肩にかければ、使用者が用途に応じて使い分けることができる。

 市によると、同様のバンダナの作成例は県内にあるが、1枚で視覚、聴覚、身体など全ての障害に対応できるのは志木市のオリジナル。

 昨年1月、香川武文市長と市民との意見交換で、福祉団体から「外見からは支援が必要なことが分からない障害者がいる」「意思表示できない人がいる」などと、身に着けるだけで思いが伝わるバンダナを求める声が挙がり、作成することになった。

 市福祉課は「色や文字は障害者団体と検討し、“目立つ色”として決めた。大きめのサイズなので、災害で負傷した時の止血や、包帯の代用、防寒対策など、さまざまな利用ができるはず」と活用を期待している。

 問い合わせは、市福祉課(048・473・1111)へ。

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