埼玉新聞

 

比巡視船、南シナ海要衝から撤退 水食料枯渇、中国が支配固めるか

  •  15日、フィリピン・パラワン島のプエルトプリンセサに帰港した大型巡視船から担架で緊急搬出される乗員(フィリピン沿岸警備隊提供・共同)

     15日、フィリピン・パラワン島のプエルトプリンセサに帰港した大型巡視船から担架で緊急搬出される乗員(フィリピン沿岸警備隊提供・共同)

  •  15日、フィリピン・パラワン島のプエルトプリンセサに帰港した大型巡視船から担架で緊急搬出される乗員(フィリピン沿岸警備隊提供・共同)

 【マニラ共同】フィリピン沿岸警備隊は15日、南シナ海のサビナ礁の権益を守るため、5カ月間停泊させてきた日本製の大型巡視船を同礁から撤退させたと発表した。中国船団の包囲で兵糧攻めに遭い、水や食料が枯渇した。同礁はフィリピンが実効支配する他の環礁への補給経路上にある戦略的要衝。中国が実効支配を固める可能性が高まった。

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