【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)欧州委員会は17日、禁煙エリアを屋外の遊園地やプール、停留所などに拡大し、加熱式たばこや電子たばこも対象とするよう加盟国政府に勧告することを提案した。実行に移すかどうかは加盟国の権限だが、勧告により欧州で受動喫煙対策が強化される可能性がある。
EUは2009年の勧告で、密閉された公共の場所や職場、交通機関における受動喫煙から市民を保護する法律の施行を加盟国に求めていた。
欧州委はこれを改訂し、遊園地など子どもが集まりやすい屋外の場所を追加する考え。教育や医療の施設に隣接する屋外のエリアも禁煙とするよう要請する方針だ。