埼玉新聞

 

国内最大級、埼玉・熊谷の平戸の大仏から墨書 保存修理で頭部から発見、推定にとどまる建立年と仏師が判明

  • 薬師如来頭部の状況(吉備文化財修復所提供)

  • 薬師如来頭部で発見された墨書(吉備文化財修復所提供)

 熊谷市平戸にある市指定文化財の仏像「平戸の大仏(木彫大仏坐像)」を収蔵する源宗寺の本堂を修理している同寺本堂保存修理委員会は15日、平戸の大仏の一体である薬師如来坐像の頭部内部から、仏像の建立に関する墨書を発見したと発表した。同委員会によると、寛文3(1663)年に江戸を拠点に活動していた仏師の松田庄兵衛正重などによって制作されたことが判明したという。

もっと読む
ツイート シェア シェア