埼玉新聞

 

合成麻薬をドイツから輸入 男2人を逮捕 MDMA5千錠超をチョコレート菓子の箱の中に隠す 段ボール箱を埼玉・草加市のアパートへ発送 7月に東京税関から埼玉県警へ通報、押収したスマホから関与を特定

  • 押収されたMDMA(東京税関提供)

    押収されたMDMA(東京税関提供)

  • 【地図】草加市

    埼玉県草加市

  • 押収されたMDMA(東京税関提供)
  • 【地図】草加市

 ドイツから合成麻薬MDMAを輸入したとして、県警組織犯罪対策(組対)1課、西入間署、東京税関の合同捜査班は18日、麻薬取締法違反(営利目的輸入)の疑いで、いずれもベトナム国籍の会社員の男(31)=鳩山町赤沼=と男(25)=草加市両新田西町=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は氏名不詳の者と共謀の上、現地時間6月24日、ドイツから営利目的でMDMA5010錠(合計約2270グラム、末端価格約3千万円相当)を隠し入れた段ボール箱を草加市内にあるアパートの一室に発送。成田国際空港に到着させ輸入した疑い。県警は捜査上の支障があるとして、2人の認否を明らかにしていない。

 同課によると、2人はこれまでに別の大麻密輸事件に関与したとして大麻取締法違反で逮捕されていた。7月1日に東京税関から県警に今回の密輸に関する通報があり、押収したスマートフォンなどから犯行への関与を特定した。MDMAはチョコレート菓子の箱の中に隠し入れられ、青色の錠剤のような形だった。

 同課などは余罪や共犯者について捜査を継続している。

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