東京都板橋区で１月、２階建ての店舗兼住宅が燃え２階に住んでいた高齢夫婦が死亡、家族４人が重傷を負った火災で、警視庁は２０日、業務上過失致死傷と業務上失火の疑いで、１階のバイク店を経営していた男性（３１）を書類送検した。

　書類送検容疑は、１月１１日午後７時半ごろ、バイク店でガソリン携行缶を運んでいた際に転倒し、こぼしたガソリンを近くの石油ストーブに引火させたことで火事を起こし、６人を死傷させた疑い。

　携行缶のふたが緩んでおり、店内で約８リットルのガソリンがこぼれた。男性は屋外に止めたバイクに給油する途中で「運ぶ際にふたが閉まっているか確認しなかった」と容疑を認めている。