埼玉新聞

 

自衛官の定年1歳引き上げ 防衛相「人材有効活用」

  •  閣議に臨む(左から)鈴木財務相、岸田首相、高市経済安保相=20日午前、首相官邸

     閣議に臨む(左から)鈴木財務相、岸田首相、高市経済安保相=20日午前、首相官邸

  •  閣議に臨む(左から)鈴木財務相、岸田首相、高市経済安保相=20日午前、首相官邸

 政府は20日の閣議で、佐官級の自衛官らの定年年齢を10月から1歳ずつ引き上げると決定した。厳しい採用状況が続く自衛官の処遇改善の一環。木原稔防衛相は記者会見で「知識、技能、経験等を豊富に備えた人材の一層の有効活用を図る」と強調した。

 定年年齢を引き上げるのは1~3佐と2、3曹。現在は1佐が57歳で、2、3佐が56歳、2、3曹が54歳となっている。昨年10月には1尉~1曹の定年年齢をそれぞれ1歳引き上げた。

 防衛省は部隊の精強性を維持するため、多くが50代半ばで退職する「若年定年制」を採用している。

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