埼玉新聞

 

<高校サッカー>ベスト8が決定 武蔵越生、昌平破る 越谷西は正智深谷に勝利、浦和南はPK戦で競り勝つ

  • 埼玉栄―西武台 後半15分、先制ゴールを決めた西武台の山本(左)がチームメートと喜ぶ

  • 埼玉平成―立教新座 前半17分、立教新座の戸祭(左)が先制ゴールを奪う

 (第3日、23日・西武台高校第2グラウンドほか=埼玉新聞社など後援)

 3回戦8試合を行い、ベスト8が決定。武蔵越生が前半34分に伊藤が奪った1点を守り切り、2大会連続で全国選手権ベスト8入りを果たし、3大会連続出場を狙った昌平に1―0で勝利。越谷西は後半ロスタイムにオウンゴールで決勝点を挙げ、今夏の全国高校総体に出場した第1シードの正智深谷を2―1で破った。

 西武台は2―0で埼玉栄を退け、立教新座は高松の2ゴールなどで埼玉平成を4―2で下した。県高校総体準優勝で第2シードの武南は、9―0で春日部東に大勝。浦和南は0―0からのPK戦で成徳大深谷に競り勝ったほか、浦和東、細田学園も準々決勝に進んだ。

 準々決勝は30、31日に実施される。

■ここぞの決定力/西武台

 西武台がここぞの決定力を発揮した。後半15分に山本が相手GKとの1対1から冷静に蹴り込み先制すると、同20分には右サイドを上がった丸山が「次の1点が勝負を決める」とゴールに流し込んだ。いずれも中盤で奪ったボールを一気に運び、得点につなげた。

 守屋監督は「(普段から)チームを支えてくれている」と山本と丸山を評価。2年連続優勝の昌平が姿を消したが、主将の原田は「先を見たら足元をすくわれる。次の武蔵越生戦も全力で戦う」と、気を引き締めた。

■ゴールへ、強い意識/立教新座

 立教新座のゴールへの強い意識が結果として表れた。前半17分、大塚のクロスを戸祭が左足で合わせて先制点。戸祭は「練習でやってきた形が試合でできた」と声を弾ませた。さらに同28分、31分と高松が立て続けにゴールした。

 前田監督は「絶対的エースがいない」とチームを分析するが、2試合で7得点と勢いに乗る。主将の三浦は「チームの状態はとても良い」と力強い。今季、これまでの2大会は県大会の準々決勝で敗退したが、今度こそその壁を突破してみせる。

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