春日部市長選、岩谷氏が初当選 新人で元市議 5選を目指した自公推薦の現職、共産推薦の新人ら破る
2021/10/25/00:00
任期満了に伴う埼玉県の春日部市長選は24日、投開票され、新人で元市議の岩谷一弘氏(55)が、新人の元市議の古沢耕作氏(52)、元小学校教諭角田妙子氏(69)=共産推薦、5選を目指す現職石川良三氏(70)=自民、公明推薦=を破り初当選した。
当選の報を受け、同市大沼の事務所は歓声に包まれた。岩谷氏は「春日部を変えようという思いが伝わった」と支援者にあいさつした。
岩谷氏は前回5票差で敗れ、今回雪辱を果たした。自民・公明の推薦を受けた石川氏は多選批判が強く、組織票も固め切れなかった。古沢氏、角田氏は票を伸ばせなかった。
当日有権者数は19万7402人(男9万7306人、女10万96人)。投票者数は8万7736人(男4万2750人、女4万4986人)。投票率は44・45%(男43・93%、女44・94%)で、衆院選と同日に投開票された前回2017年の49・94%を下回った。
■岩谷一弘氏
【略歴】(1)元市議(2)会社役員(3)早大(4)春日部市(5)粕壁
【公約】(1)市長報酬50%カット(2)コロナ対策で医療体制維持や中小企業支援(3)春バスの毎日運行など交通網の強化