パリ五輪のレスリング女子５３キロ級で金メダルを獲得した２０歳の藤波朱理（日体大）が中日―広島戦の始球式を務めた。三重県四日市市出身。中日・立浪監督から贈られた背番号１のユニホーム姿で投球し「五輪より緊張した。（出来は）３０点くらい」と笑顔で振り返った。

　五輪後は友人と旅行するなど「女子大生らしく」過ごし、本格的な練習はしていないという。「あえて競技と距離を置いてみて、改めて自分にはレスリングしかないと実感した。ロサンゼルス五輪では連覇を目指したい」と力強く話した。（バンテリンドーム）