埼玉新聞

 

小泉進次郎氏、幼少期に両親離婚…育ての親に申し訳ない気持ちで、実母に会う気になれなかった 今年ようやく再会「名字は違っても家族は家族」 選択的夫婦別姓の導入を訴え

  • 演説する小泉進次郎元環境相=21日午後、さいたま市浦和区のJR浦和駅東口

    演説する小泉進次郎元環境相=21日午後、さいたま市浦和区のJR浦和駅東口

  • 演説する小泉進次郎元環境相=21日午後、さいたま市浦和区のJR浦和駅東口

 自民党総裁選に出馬している小泉進次郎元環境相(43)が21日、JR浦和駅東口(さいたま市浦和区)で演説し、史上最年少の首相就任を目指す自身を出るくいに例え、「必要なのは出るくいを伸ばす社会の風潮を確立していくこと。次の時代に間に合うよう、圧倒的なスピードで変えていく」と熱弁した。

 「2児の父になり、物の見方が大きく変わった。こんなにも自分のことがどうでもよくなると思わなかった」と立候補の決意を固めた理由を述べ、「自分の人生より子どもの未来。思いが募るほど、今の自民党、政治の在り方を変えなきゃいけない」と危機感をにじませた。

 幼少時に両親の離婚を経験し、今年になって実の母と再会したことに触れ、「今までは育ての親に申し訳ない気持ちで、実の母に会う気になれなかったが、名字は違っても家族は家族。一人一人の選択肢を増やしたい」と選択的夫婦別姓の導入を訴えた。
 

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