埼玉新聞

 

逆走…自転車の男児、国道で迷子 小学校の低学年 ランニングする男性が心配「お家どこ」と声かけるも、答えぬ男児さらに走行…男性が保護、無事に帰宅 赤信号を無視した男児、車と接触寸前だった

  • 迷子の発見、保護功労で感謝状を贈られた川口市の蓮見浩樹さん(左)と藤木渉武南署長=17日午前、武南署

    迷子の発見、保護功労で感謝状を贈られた川口市の蓮見浩樹さん(左)と藤木渉武南署長=17日午前、武南署

  • 迷子の発見、保護功労で感謝状を贈られた川口市の蓮見浩樹さん(左)と藤木渉武南署長=17日午前、武南署

 迷子を発見し、適切に保護したとして埼玉県警武南署は17日、川口市の東京都庁職員蓮見浩樹さん(42)に感謝状を贈った。

 同署によると蓮見さんは8月21日午前10時ごろ、同市本町1丁目の国道122号の車道を自転車で逆走する小学校低学年の男児を発見。歩道に誘導して安全を確保し、同市南鳩ケ谷の武南署南鳩ケ谷駅前交番に保護を求めた。

 同日は仕事が休みで、ランニングをしていた蓮見さんが「お家はどこ」と男児に声をかけたが、明確な答えはなかった。男児は東京都内から新荒川大橋を越え同市内で道に迷っていたとみられる。心配した蓮見さんがその後も男児を見守りながら後をついて行くと、赤信号に進入して車と接触しそうになるなど、危険な様子だったという。

 藤木渉武南署長から感謝状を手渡された蓮見さんは「男の子が無事に帰れてよかったです」と笑顔を見せた。
 

ツイート シェア シェア