【ロサンゼルス共同】米西部カリフォルニア州は23日、世界的なプラスチック汚染を引き起こしたとして、米石油大手エクソンモービルに損害賠償などを求め同州の裁判所に提訴した。あらゆるプラがリサイクル可能だと長年消費者に信じ込ませ、使い捨てプラの利用増につながったと主張。米メディアによると、賠償などの請求額は数十億ドルに上る見込み。
州によると、エクソンは石油由来の使い捨てプラ製造に使われるポリマーの生産で世界トップ。プラごみによる環境汚染は世界的に深刻化しており、プラごみなどが壊れてできる粒子状の「マイクロプラスチック」は生物や人間の健康への影響も懸念されている。