中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は24日、北京で記者会見し、金融機関に資金提供する際の7日物の短期金利を0・2%引き下げ1・5%とする方針を発表した。人民銀は7日物金利を主要政策金利として重視している。利下げは7月にも行った。金融機関から強制的に預金の一定割合を預かる預金準備率も0・5%前後引き下げる。金融緩和策を相次いで打ち出し、景気を下支えする。
中国では不動産市場の低迷で経済が減速。政府が掲げる今年の経済成長率目標の「5・0%前後」達成を不安視する声が高まっており、一段の景気刺激への期待感が強まっている。(共同)