ヤマハ発動機は25日、新たな人事制度を来年1月から始めると発表した。社員それぞれの業務成績を待遇や給与に反映しやすくしたのが特徴で、大卒の場合は最速20代で管理職に就くことも可能にする。年功序列の要素を大幅になくして有能な若手を抜てきし、社内を活性化する狙いがある。
上の職能等級に昇格する際の在籍年数の条件を不要にし、一度に2等級上がる「飛び級」もできるようにする。管理職昇格時の平均年齢は現在の42歳前後から引き下げられる見通しだ。既に労働組合の了承を得た。
定年後の再雇用人材に関しても、現役時代と同等の責任や役割を担う場合の給与を引き上げる。