日本百貨店協会が25日発表した8月の全国百貨店売上高(既存店ベース)は、前年同月比3・9%増の4034億円だった。前年同月を上回るのは30カ月連続。インバウンド(訪日客)消費がけん引した。全国のスーパーの既存店売上高は3・8%増で、2カ月ぶりに伸びた。コメの店頭価格上昇が押し上げた。
百貨店の伸びは前月から鈍った。協会の担当者は「台風10号などの影響で消費者の購買意欲が弱まった」と説明した。訪日客による免税売上高は45・7%増の463億円。化粧品や高級ブランド品が売れた。
日本フードサービス協会が25日発表した外食売上高(全店ベース)は9・3%増。