山口県下関市の前田晋太郎市長が、市議会で観光施策について答弁した際、広島・長崎の被爆地を周遊することを「お悔やみトリップじゃないけれども」と、やゆするような発言をしていたことが２５日、市への取材で分かった。前田市長は同日、記者団の取材に応じ「とっさの表現だった。大変申し訳ない」と謝罪した。

　１９日の市議会定例会で、関西以西に外国人観光客を呼び込む自治体間の連携について答弁した際に発言した。前田市長は「被爆者への敬意は常に持っている。決してやゆするつもりはなかった」と釈明した。

　市のホームページによると、前田市長は長崎大を卒業している。