千葉県の房総半島の南海上で7月、東海汽船(東京)のジェット船「セブンアイランド愛」(約280トン)が自力航行できなくなり漂流した事故を巡り、国土交通省関東運輸局は25日、事故原因の判明前に当該船の運航を再開したとして、同社に対し安全管理体制の確立などを求めて警告した。
関東運輸局によると、セブンアイランド愛は7月24日に東京の竹芝桟橋を出発して伊豆諸島の式根島に向かっていたが、航行不能になり、えい航されて25日に伊豆大島の岡田港に到着した。27日には運航を再開し、その後、乗組員が適切に機関操作しなかったことが原因だったと同社の調査で判明した。