【ワシントン共同】在米イスラム教徒の人権団体「エムゲージアクション」は２５日、大統領選で民主党候補のハリス副大統領（５９）を支持すると表明した。共和党候補のトランプ前大統領（７８）は権威主義的で「イスラム教徒の米国人や世界に危険をもたらす」と批判した。規模が大きいイスラム系の団体で、ハリス氏の追い風になりそうだ。

　同団体はイスラエル軍とイスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘を含め、全ての政策でハリス氏と考えが同じというわけではないと指摘。一方、トランプ氏は在任中にイスラム圏からの入国禁止措置を取るなど反イスラム教的な言動が目立ったとして、復権を阻止する必要性があると強調した。